2012年2月15日水曜日

PETアミロイドイメージング:[18F]FDDNP 2年後認知機能低下・特性機能変化を推定可能

Prediction of Cognitive Decline by Positron Emission Tomography of Brain Amyloid and Tau
Gary W. Small, MD; Prabha Siddarth, PhD; Vladimir Kepe, PhD; Linda M. Ercoli, PhD; Alison C. Burggren, PhD; Susan Y. Bookheimer, PhD; Karen J. Miller, PhD; Jeanne Kim, PsyD; Helen Lavretsky, MD; S.-C. Huang, PhD; Jorge R. Barrio, PhD

Arch Neurol. 2012;69(2):215-222. doi:10.1001/archneurol.2011.559


PET アミロイドイメージング:2-(1-{6-[(2-fluorine 18–labeled fluoroethyl)methylamino]-2-napthyl}ethylidene) malononitrile ([18F]FDDNP) brain regional value

グループ横断的に、MCIも正常加齢群も、前頭葉、後帯状皮質、全般的[18F]FDDNP binding ともに、2年後、記憶低下進行と相関  (r = –0.32 to –0.37, P = .03 to .01)

さらに、ベースラインでの [18F]FDDNP bindingは、多くの認知機能特性、言語、注意、遂行、視力空間能力と相関(r = –0.31 to –0.56, P = .05 to .002)。

MCI群で、前頭葉・側頭葉[18F]FDDNP bindingは、2年後、アルツハイマー病への移行 vs 非以降の同定の診断正確性を最も反映し、AUROCは 0.88 (95% CI, 0.72-1.00) で、内側側頭葉bindingでは、 0.68 (95% CI, 0.45-0.91)




言うまでも無く、 分子イメージングの手法として、PETアミロイドイメージングが確立してきている。
ベースラインで、 [18F]FDDNPによるアミロイドやtauレベルを測定することで、その後の認知機能低下、その中の遂行機能、言語、注意、情報処理スピード、視覚空間機能を推定できるという・・・

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