2012年2月24日金曜日

女性:食事由来フラボノイドと卒中予防

Dietary Flavonoids and Risk of Stroke in Women

Stroke STROKEAHA.111.637835 Published online before print February 23, 2012, doi: 10.1161/​STROKEAHA.111.637835


Nurses' Health Study 前向き69622名女性

フラボノイドとサブクラスは、4年毎の半定量化食事回数アンケートによるもの

14年フォローアップ、1803回の卒中


flavanone摂取寄与因子補正後、4分位比較で、虚血生心疾患相対リスクは、0.81 (95% CI, 0.66–0.99; P=0.04)

かんきつ系フルーツ/ジュースは、虚血性卒中リスク減少と関連が最大・最小4分位により認められた(相対リスク, 0.90; 95% CI, 0.77–1.05)




アンケート調査で、フラボノイド・フラバノン含量はあくまでも類推されたもの。この解析では、ビタミンCについて、統計モデルが検討されたが、ビタミンCは重要でなかった。
flavanoneである naringenin 、 hesperidin が抗炎症効果、神経防御効果をもつことが基礎実験で示されている。特定の成分は脳脊髄関門を通過することができるらしい。


かんきつ系と言えば、“独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所”は、”みかんで糖尿病発症予防”と、とばしてたが・・・断定するなら、せめてコホート研究程度の報告くらいはしてほしかったなぁ。

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