妊娠中の喘息への吸入ステロイドが推奨されている。
以下の報告の問題点は、吸入量のデータがなく、自己報告に基づく喘息状態であり、他の投与ルートより吸入に関してのみ焦点を当てている報告である。
結論づけるには不充分な内容であることは確かだが気になる報告。
今まで、“妊娠中吸入ステロイドはパルミコート優先? 2005年 02月 18日”というのを信じてきただけに、 今後、喘息妊婦に対してどこまで安全性を告げてよいのやら・・・
Inhaled Glucocorticoids during Pregnancy and Offspring Pediatric Diseases
A National Cohort Study
Am. J. Respir. Crit. Care Med. March 1, 2012 vol. 185 no. 5 557-563
Danish National Birth Cohort
1996-2002年誕生、妊娠中喘息治療使用 (n = 1231; 79.9% budesonide, 17.6%
fluticasone,
5.4% beclomethasone, and 0.9% other or
unspecified glucocorticoids)
小児期の子息疾患 (International
Classification of
Diseases–10th Revision, diagnoses)
フォローアップ終了時点子供の年齢は6.1 (range、 3.6-8.9)歳
吸入ステロイドは多くのカテゴリーでの疾患と関連性はない
しかし、例外は、内分泌、代謝、栄養疾患
(ハザード比,
1.84; 95% 信頼区間, 1.13–2.99)
ブデソニド使用した主要サブグループの反復解析(mother-child pairに限定)の時のみ、同程度の相関推定が得られた
解説記事:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-12/ats-igd121311.php
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