Varenicline Gets Stronger Warnings About Psychiatric Problems, Vehicle Crashes
JAMA. 2009;302(8):834. doi: 10.1001/jama.2009.1153
薬剤に関わる稀な副事象イベントをどうあつかうかは、今後も、薬剤行政・製薬会社・医療関係者にとって重要な問題。生命に関わる副事象イベントとして心血管疾患イベントは重要。稀なる副事象候補に対していかなる検討がなされてるかに興味・・・
日本では1人でも交通事故があれば新聞一面になりそうな勢いだが、リスクベネフィット評価は、慎重に行うべき。
バレニクリンと心血管イベントに関する結論としては、薬剤暴露中のイベントに注目したすべての出版データメタアナリシスで、4つの要約係数にて心血管イベントの有意な増加認めなかった。稀なイベントアウトカムに対しては、絶対的影響で推定されるべきで、Petoオッズ比に基づく推定はなされるべきではない。
Risk of cardiovascular serious adverse events associated with varenicline use for tobacco cessation: systematic review and meta-analysis
BMJ 2012; 344 doi: 10.1136/bmj.e2856 (Published 4 May 2012) Cite this as: BMJ 2012;344:e2856
22のトライアル、すべては二重盲検、プラシーボ対照化で、2つはactiveな心血管疾患患者も登録、11は心血管疾患既往者登録。
治療 必要率、心血管重度副事象率は、 バレニクリン群 0.63(34/5431)、 プラシーボ群 0.47(18/3801)
リスク差の要約係数は、 全22トライアルでは0.27%(95%信頼区間 -0.10~0.63;P=0.15)で、統計学的有意差に到達せず。
比較として、相対リスク(1.40、0.82~2.39;P=0.22)、Mantel-Haenzelオッズ比(1.41、0.82~2.42; P=0.11)、Petoオッズ比(1.58、 0.90~2.76; P=0.11)
少なくとも1回のイベントを有する14トライアルすべてでもバレニクリンとプラシーボ群の有意差認めず
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