・・・答えは No!
このエビデンスを臨床実地上、どのように適応するかは、議論が必要だが、
女性においては、二次予防でさえ、卒中・全死亡率に関してその臨床的意義認めないということは、女性において、一次予防を含め、スタチンのあり方を再構築する必要があるのでは?
スタチンの心血管イベント抑制作用は確立しているが、男女で同等なのかは不明。
この目的は男女で心血管イベント再発に関して同等なのか検討。
スタチンは心血管イベント二次予防としては、男女同等だが、女性において、卒中と全原因死亡率でのベネフィットは認めない。
Statin Therapy in the Prevention of Recurrent Cardiovascular EventsA Sex-Based Meta-analysis
Jose Gutierrez, et. al.
Arch Intern Med. 2012;172(12):909-919.
Review Article June 25, 2012
心血管イベント二次予防のためのスタチン評価ランダム化二重盲検プラシーボ対照化トライアル
11トライアル、43193名の患者で検討。
スタチン治療は、心血管イベントリスク減少と相関
女性:relative risk [RR], 0.81 [95% CI, 0.74-0.89])
男性:RR, 0.82 [95% CI, 0.78-0.85]
しかし、女性vs男性での全原因死亡減少認めず RR, 0.92 [95% CI, 0.76-1.13] vs RR, 0.79 [95% CI, 0.720.87]) 、卒中でも認めず (RR, 0.92 [95% CI, 0.76-1.10] vs RR, 0.81 [95% CI, 0.72-0.92])。
図2 全心血管イベント (心 and/or 脳血管疾患).
Risk ratios are based on the fixed Mantel-Haentzl test analysis.
図3 全原因死亡率
図4 全卒中(致死的 or 非致死的)
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