2012年7月9日月曜日

カンボジア致死性小児感染症:エンテロウィルス71同定 ・・・ でも、疑問点まだ多い

カンボジアの、4月から60名を越える死亡者が出てるのではないかとされる致死性感染症

6月中旬、手足口病に関連するウィルス、エンテロウィルス71を15/24名から同定


高熱、呼吸困難、神経学的異常 急激な肺機能低下
64名死亡で、多くは2-3歳
死亡前数時間は肺胞障害所見

http://www.bloomberg.com/news/2012-07-08/mystery-disease-investigation-in-cambodia-advances-on-virus-find.html






果たして、エンテロウィルス71ということだけで問題は解決されたのだろうかと、WHOは注意を呼びかけている。重篤な呼吸器系障害合併症には、役割を果たすtoxic factorが関連しているとのこと。
脳炎症状の患児もいて、脳への炎症波及が認められる。
さらに、効果的な抗ウィルス薬が無く、ワクチンもない。
幸いに絶対的比率としては現在のところ小さい。しかし、感染原因、疾患、感染方法確立してないため、他国への情報共有をWHOは急いでいる。
http://edition.cnn.com/2012/07/08/world/asia/cambodia-children-disease/index.html






あたりまえだが、IDSC:エンテロウイルス71 を検索すると、日本では無菌性髄膜炎の報告が多い。


でも中には、”劇的な経過をみた、致死的呼吸器障害症例”が報告されている。
エンテロウイルス71型感染が原因で急死したと考えられた3症例―大阪市 
 

悪法(個人情報保護法)&医療行為に対する刑罰化により、症例報告少なくなっていると聞いている。致死性感染症が広く薄く広がった場合、日本では検出困難だろう。
なんたらのしずくのような健康被害の場合も・・・








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