2012年10月26日金曜日

前向きコホート:日本でも喫煙者は10年ほど生命予後短くさせる・・・ 以前の報告は若年喫煙少なかった時代のデータが主

 
 Impact of smoking on mortality and life expectancy in Japanese smokers: a prospective cohort study
R Sakata, P McGale, E J Grant, K Ozasa, R Peto, S C Darby
BMJ 2012;345:e7093 (Published 25 October 2012)  BMJ  Published 25 October 2012



性別・誕生年による特性




1920-1945の間の日本人男女35歳からの生存率



【press release】

Smoking takes 10 years off life expectancy in Japan, not 4 as previously thought, experts warn
Thursday, October 25, 2012 - 10:52
http://www.bmj.com/press-releases/2012/10/25/smoking-takes-10-years-life-expectancy-japan-not-4-previously-thought-expe


日本での以前の研究は2-3年ほどの予後短縮しか示唆されてなかったが、Britain やUSAでは10年ほどの影響報告であった。
上記の日本からの新しい報告はOxfordと日本の研究者によりなされ、広島・長崎に住む日本人の大集団グループの喫煙の死亡率へのインパクト研究。しかし、原爆暴露とは関連のない発見であり、1950年開始の Life Span Study (LSS)は、放射線の影響を10万超で調査したのだが、大多数は極小の放射線被曝であり、他のリスク要素に関する有益情報を利用できた。
男女68千名 の喫煙情報を取得し、平均23年間喫煙習慣と生存との関連をフォローしたもの

若年世代で喫煙開始ほど後年のリスクが高い。高齢世代は成年になるまで喫煙開始しなかったが、1920-45年生まれの日本人は、成年となってすぐ喫煙開始していた。これは、BritainやUSAと同様。

これらの喫煙習慣の違いが、死亡率パターンに影響をもたらしていることが分かり、1920年前の喫煙者では、2-3年しか余命が短くならない。
しかし、20歳前に喫煙開始していた1920-45年生まれの男性では10年間ほど余命が 短く、非喫煙状態の長い人の死亡率の2倍超となる。女性でも同様傾向である。

 日本の喫煙の影響研究は1900年から1920年生まれが対象の研究であり、若年者喫煙が多くなった1920年以降の調査が含まれていなかったため、過小評価されていた可能性がある。



著者名から推定すると、練り直し?
Impact of smoking and other lifestyle factors on life expectancy among japanese: findings from the Japan Collaborative Cohort (JACC) Study.
Tamakoshi A, Kawado M, Ozasa K, Tamakoshi K, Lin Y, Yagyu K, Kikuchi S, Hashimoto S; JACC Study Group.
J Epidemiol. 2010;20(5):370-6. Epub 2010 Jul 10.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20631456

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