その比率は、international REACH (Reduction of Atherothrombosis for Continued Health)研究で、12.7%
治療困難患者は、4年間フォローアップにて、心血管疾患死亡、心筋梗塞、卒中、有意に増加 (18.9% versus 14.2%; HR 1.11, 95% CI 1.02 ~ 1.20)
Resistant hypertension: a frequent and ominous finding among hypertensive patients with atherothrombosis
Eur Heart J (2012) doi: 10.1093/eurheartj/ehs368 First published online: November 9, 2012
http://eurheartj.oxfordjournals.org/content/early/2012/11/08/eurheartj.ehs368.abstract
プライマリアウトカムは、4年時点での、心血管死、心筋梗塞、卒中の組み合わせで、53530名の高血圧患者を含む
治療抵抗性高血圧頻度は 12.7%
(3剤 6.2%、 4剤 4.6%、 5剤以上 1.9%) (平均: 4.7 ± 0.8)
利尿剤に追加前提で話を進めると
ACE阻害剤/ARB 90.1%、β遮断剤 67.0%、カルシウム拮抗剤 50.8%の順に使用頻度多い。
治療抵抗性高血圧患者はプライマリエンドポイント多変量解析リスク[ハザード比(HR) 1.11, 95%信頼区間(CI) 1.02-1.20; P=0.017]
非致死的卒中リスク増加 (HR: 1.26; 95% CI: 1.10–1.45; P = 0.0008)
うっ血性心不全入院も多い (P < 0.0001)
3剤以下の患者に比べ、5剤以上の患者はプライマリエンドポイント補正リスク高い (P = 0.03)
研究の問題点として、選択バイアスの可能性指摘され、使用薬剤名不明、特異的作用の関与不明などが問題。
日本では、β遮断剤の出番が少ない
http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/kouketuatu.html
故に、“利尿剤+ACR阻害剤/ARB+CCB”となることが多い。
次の一手はどの薬剤を追加するか、“アルドステロン・エスケープ”など理論宣伝は派手だが降圧効果は今一つのアルドステロン阻害作用薬剤か、副作用で話題のラジレスか・・・
降圧剤ARB:癌促進性関連? エポキシエイコサトリエン酸 2011年 12月 20日
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