サムスカをADPKDに使用し、腎障害悪化抑制に働くという報告がある
常染色体優性遺伝嚢胞腎(Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease:ADPKD)は、疼痛、高血圧、腎不全と合併多く、前臨床的研究にて、 vasopressin V2-receptor antagonistが嚢胞進行を抑制し、腎機能減少を緩徐化する可能性が示唆されていた。
Tolvaptan in Patients with Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease
Vicente E. Torres, et. al.
for the TEMPO 3:4 Trial Investigators
NEJM November 3, 2012DOI: 10.1056/NEJMoa1205511
第Ⅲ相多施設二重盲検3年間トライアル 1445(18-50歳)ADPKD・総腎容積750mL以上eGFR 60ml/min以上を対象
プライマリアウトカムは総腎容積年間変化量
セカンダリエンドポイントは、臨床的進行(腎機能・腎臓痛・高血圧・アルブミン尿悪化を定義)、腎機能低下率
3年間において、総腎臓容量はトルバプタン群で2.8%(95%信頼区間[CI], 2.5-3.1)増加 vs プラシーボ群 5.5%(95% CI, 5.1 - 6.0; P<0 .001=".001" br="br">
複合エンドポイントはトルバプタン群はプラシーボより良好 (44 vs. 50 イベント/ 100 フォローアップ年, P=0.01)、腎機能悪化率低下(2 vs. 5 events イベント/ 100 フォローアップ年, P<0 .001=".001" 100="100" 7="7" nbsp="nbsp" p="0.007)<br" vs.="vs.">トルバプタンは、腎機能低下緩徐と相関 (sCr値逆数, −2.61 [mg/mL]−1 /年 vs. −3.81 [mg/mL]−1 /年; P<0 .001=".001" br="br">
トルバプタン群でADPKD関連副事象イベント数減少するが、薬剤中止に関与する(23%, vs.プラシーボ群 14% )、aquaresis(自由水利尿:自由水排泄増加)関連イベント増加し、ADPKDと関連しない肝臓副事象増加を認めた0>0>0>
経口バソプレシンV2-受容体拮抗剤を低ナトリウム血症全般に使用した臨床トライアル 2006年 11月 15日
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