その中に、「トランス型脂肪酸を減らしたら飽和脂肪酸が増えた」というウェブ情報を含む内容が多くRTされている。
”科学無視のトランス脂肪酸批判 思わぬ弊害が表面化”などとかかれているが・・・
これは、嘘・・・
Ann Int Med.誌上に公表された報告では、飽和脂肪酸増加に統計学的有意差無く、ネット量で低下が示されている。
どちらが科学無視なんだか・・・
“トランス型脂肪酸”含有量の表示をさせて、後は、消費者に選択させる・・・ それの何が悪いのだろうか?某Webサイトの趣旨は “知らしむべからず”にすぎない。企業にとって余計な手間をかけさせるなということなのだろうか? 市民団体の行動に対しては私も言いたいことが山ほどあるが、消費者がその食品の内容を知りたいってことがそんなにわるいことなのだろうか?
2006年、ニューヨークの地域レストランでのトランス型脂肪酸削除キャンペーン法制化
トランス型脂肪酸はニューヨークから出て行け! 2007年 05月 17日
その後、どうなったか・・・
ネットでの“飽和脂肪酸+トランス型脂肪酸”総量も減少している。
Change in Trans Fatty Acid Content of Fast-Food Purchases Associated With New York City's Restaurant Regulation: A Pre–Post Study
Sonia Y. Angell, et. al.
Ann Intern Med. 17 July 2012;157(2):81-86
トランス型脂肪酸は、1回利用あたり平均2.4g(95%CI -2.8~-2.0g)減少、飽和脂肪酸は軽度増加 0.55(95%CI CI, 0.1 ~ 1.0 g; P = 0.011)
トランス型脂肪酸+飽和脂肪酸合算で、1.9g減少(CI、 −2.5 ~ −1.2 g; P < ; 0.001)
1000kcalあたりの平均トランス脂肪酸は2.7g(CI, −3.1 ~ −2.3 g; P < 0.001)減少。
購入時トランス型脂肪酸0gの比率は32%から59%へ増加。
レストランの存在する近隣の貧困率とこの影響は多変量解析では変化認めない。
健康に悪いトランス型脂肪酸を”健康への影響小”とする政府・メディア 2012/02/22
閉経後女性:トランス型脂肪酸摂取増加と卒中リスク増加 ・・・ 一部アスピリンが軽減? 2012/03/01
母体トランス型脂肪摂取による授乳児体脂肪増加 2010年 09月 30日
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