2013年1月30日水曜日

急性心筋梗塞直後禁煙治療薬ブプロピオン使用:安全性はあるが、効果に乏しい

死ぬような目に遭っても、たばこをやめられないという現実

急性心筋梗塞直後でもブプロピオンは安全に使用できそうだが、いかんせん効果が乏しい。

Bupropion for Smoking Cessation in Patients Hospitalized With Acute Myocardial InfarctionA Randomized, Placebo-Controlled Trial
Mark J. Eisenberg, et. al.


急性心筋梗塞(AMI)喫煙者に禁煙を試そうというもので、ブプロピオンを入院中の安瀬婦負と1年後禁煙改善を検討するもの

多施設二重盲験プラシーボ対照ランダム化トライアル
9週間のブプロピオン投与とプラシーボ投与にて、12ヶ月フォローアップ

392名をランダム割り付け(平均年齢 53.9±10.3歳)、男性 83.5%、ST上昇型心筋梗塞 64.9%
喫煙期間 32.9±12.4年間、23.2±10.6本/日

12ヶ月目に禁煙率は、ブプロピオン 37.2% vs プラシーボ 32.0%
(p=0.33、 中央値差補正後%差)
持続禁煙率に関し、それぞれ、26.8% vs 22.2%(p_0.34)

重大心血管副作用率は同様(13.0% vs 11.0%)(p=0.64)

結論としては、急性心筋梗塞後12ヶ月後やはり2/3は喫煙復帰
ブプロピオンは耐用性はよく、心筋梗塞直後でも安全。
だが、効果は乏しい

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