Mortality by Level of Emphysema and Airway Wall Thickness
Ane Johannessen, et. al.
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2013; 187: 602-608.
8年間の死亡率と、CT測定気腫・AWTの関連性調査
ノルウェーの、GenKOLS study ( 2003–2005)で、947名の喫煙既往者(COPD 49名)、死亡統計収集。
CT emphysema % low-attenuation areas (%LAA)と、AWT標準化測定T (AWT-Pi10)
8年間フォロアップ死亡率は15%
%LAA<3未満 4%
%LAA3−10 18%
%LAA10以上 44%
補正後、中等度・最大気腫比率群では、最小気腫比率群に比べ、生存率19ヶ月短い
%LAA10以上では、最小気腫比率群に比べ、呼吸器系死亡率は33ヶ月、心血管系死亡率は37ヶ月短い
%LAAとがん、肺がん死亡率に有意相関認めず
AWTは死亡率に関して独立した予測因子とならないが、気腫病変との正の相関関係認めた
Blue Bloater(気管支炎型)は、Pink Puffer(気腫型)より予後悪いというイメージがあったのだが、予後相関性は、気腫比率評価が大事なようだ。
CT値(Housefield Unit: HU)は、空気が1000、水が0として、その間の比重とCT値が直線関係になるよう設計されている。従って、比重(X)とCT値(Y)の関係は(X=1+Y/1,000)で示される。正常肺野のCT値の平均は、約−700HU、すなわち比重が約0.30である。一方、肺気腫病変のCT値は約−960HU以下なので、比重は約0.04以下になる。・・・CT画像を有効に利用するには,肺気腫の程度を定量的に評価することが重要である.これに対してSakaiら(CHEST. 1994;106(5):1319-1325. doi:10.1378/chest.106.5.1319)は,肺野を自動抽出して,LAA%を算出するプログラムを開発した。
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/97/6/97_1214/_pdf )
Quantifying the Extent of Emphysema: Factors Associated with Radiologists’ Estimations and Quantitative Indices of Emphysema Severity Using the ECLIPSE Cohort; Hester A. Gietema, et.al.on behalf of the Evaluation of COPD Longitudinally to Identify Predictive Surrogate
Endpoints (ECLIPSE) investigators
http://www.vidadiagnostics.com/clinical_studies/docs/QuantifyingExtentEmphysemaECLIPSE.pdf
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