MRIの過剰使用が問題になってきているとのこと、頭痛のための椎体検査・頭部へのMRIについて、不適切な検査が頻回かどうか調査し、外来患者への適正な必要性を検討した報告
Overuse of Magnetic Resonance Imaging
Derek J. Emery, et. al.
JAMA Intern Med. 2013;():1-3. Published online March 25, 2013
Letter報告のため、Medscape(http://www.medscape.com/viewarticle/781381)記事
近年のMRI数は劇的増加してきたが、腰椎MRIと臨床的サイン・症状との関連性は乏しくなってきた。と不要なMRI検査を排除することで有害性リスクを減少させ、コスト削減をすべきと説明。
腰椎、頭部の2つの専門委員会を立ち上げ、専門メンバーが9点スケールで、1−3が不適切、4−6が不明、7−9が適切というポイントでrating評価、それぞれ1000のMRIを検討。
腰椎MRIに関し、適応適切だったのは 443(44.3%)、不適切は285(28.5%)、残り272(27.2%)は適応不明。
家庭医が最も悪い成績で、 MRIスキャンのわずか33.9%で適応適切だったに過ぎず、対して、他の専門医師では58.1%
下肢術後・腰痛については、適切例160/167(95.8%)だったが、スキャン施行のわずか16.7%のみで、残り833例は、意味不明・不適切適応確率は、適切適応とのratingされた確率の3倍となった 。
一方、頭痛に関するMRIオーダーの大多数の82.8%は適切で、不適切9%、不明8.2%
家庭医・総合医が正しい医療をするわけじゃないらしい・・・
腰椎MRIに関する適正使用ガイドライン例
http://www.lni.wa.gov/claimsins/Files/OMD/MedTreat/Imaging/LBchecklist.pdf
日本でもこういうチェックリストが必要と思う
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