喘息診療に関して、SMART療法に関する質疑の結果、やはり、保険診療上の縛りの上では、やはり、SMART療法はおおっぴらにできる治療法でないと確信。
軽症・中等症ベースの診療でしか、シムビコート2×2吸入なんてできないわけで、それに上乗せアドバイスであるSMART療法は、軽症・中等症でしか利用できない治療法。そんな状況に、一時しのぎのリリーバを4回も服用させるなんて・・・治療の根本から間違えてるそんな宣伝をするもんだから、コントローラー治療なんて念頭にない医師たちが、シムビコートを患者の希望に従い使わせてる実態が存在する。
医師側の方のリテラシーが・・・
大本は、製薬会社側の企業倫理、そして本来喘息診療のリーダーであるべき医師たちの倫理観が問題の根本ではあるが・・・
参照:シムビコート:SMART法 維持・発作時同一製剤使用法 解禁
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/06/smart.html
e.g.
"一剤ですむと主張する"一罪
http://www.risfax.co.jp/risfax/article.php?id=38886
日本では、患者側のリテラシーもだが、医師側のリテラシーも問題
なんせ、医師会の講演会なんて、製薬会社の宣伝を聞いて、生涯学習ってことにしてるお粗末な状況なもんだから・・・
医師会なんて、学術団体の資格無い ・・・ でもなぜか、日本医学会総会の親玉は日本医師会という・・・ 情けなさ
リテラシー高ければ、吸入ステロイドアドヒアランスなど薬物アドヒアランス、リスク回避行動など全ての喘息アウトカム改善するはずなのだが・・・そう単純ではなさそうだ。
それでも、コントロール、喘息QOLは改善している。
The association of health literacy with adherence and outcomes in moderate-severe asthma
Andrea J. Apter, et. al.
J Allergy Clin Immunol 2013; DOI: 10.1016/j.jaci.2013.02.014
背景:健康リテラシーは、喘息や他の疾患にとってアウトカム不良と相関するが、この関連性に関するメカニズムは明確化されてない。
目的:リテラシーが、その後の喘息自己管理、吸入ステロイドアドヒアランス、喘息アウトカム測定と関連するか評価
方法:前向き長軸コホート研究 で、numeric (Asthma Numeracy Questionnaire)、printリテラシー(Short Test of Functional Health Literacy in Adults)評価
ベースラインでの中等症・重症喘息患者対象、その後の電子的モニター・アドヒアランスと喘息アウトカム(喘息コントロール、喘息関連QOL、FEV1)に関する評価を26週にわたってmixed-effects linear regression modelを用い検討。
結果:284名登録者:年齢 48±14歳、 女性71%、アフリカ系アメリカ人70%、ラテン系 6%、 平均FEV1 66%± 19%、前年入院86(30%)、喘息ED受診 148(52%)
平均Asthma Numeracy Questionnaireスコア 2.3 ± 1.2 (range, 0-4)
平均 Short Test of Functional Health Literacy in Adults scoreは、31 ± 8 (range, 0-36)
非補正下では、numeric、printリテラシーは、その後のアドヒアランス (p=0.01 , 0.08)、喘息コントロール(p = 0.05, < 0.001)、QOLと関連 (p < 0.001, <0 .001="" blockquote="">0>
年齢、性別、人種/民族補正後、相関性減少し、QOL (numeric P = .03, print P = .006)、喘息コントロール (print P = .005) のみがリテラシーと有意性残存。人種・民族性、収入、教育到達度が相関 (P < .001)結論:リテラシーと健康の関連性は複雑だが、患者のリテラシーニーズを考慮、志向した介入が喘息アウトカムを改善する可能性がある
ANQ
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2765214/
・・・のはずなのだが、骨粗鬆症のアンケート
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