2013年6月1日土曜日

小児期虐待と食物依存症の関連 ・・・ 結果的に肥満へ

児童虐待と、成人肥満リスクの関連はあるが、メカニズムは不明

以下の報告調査では、虐待歴がfood addiction(食物依存症)と関連する

Abuse victimization in childhood or adolescence and risk of food addiction in adult women
Obesity DOI: 10.1002/oby.20500

NHSII(Nurses's Health Study) 57,321名の成人
2001年小児期身体虐待・性的虐待既往と、2009年の現行の食物依存症との関連
食物依存症の定義は、Yale Food Addiction Scale修正版臨床的意義項目3以上と定義

修正ポアソン回帰にて寄与要素補正リスク比、95%信頼区間(CI)を推定

小児期重度身体虐待 8%、 重度性的虐待 5.3%

食物依存症クライテリア合致は、8%

食物依存症の存在女性は、存在しない女性に比べ、BMI 6ほど高い

重度身体虐待・重度性的虐待は、食物依存症risk おおむね9割増加 ( 身体虐待 RR1.92 ; 1.76 - 2.09、 性的虐待 RR 1.87 ; 95% CI 1.69-2.05)

重度身体虐待・重度性的虐待組み合わせによるRRは 2.40 (95% CI' 2.16 - 2.67)


Yale Food Addiction Scale
http://www.yaleruddcenter.org/resources/upload/docs/what/addiction/FoodAddictionScale09.pdf

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