2013年7月13日土曜日

持続性喘息治療有効性・安全性:フルチカゾンフロ酸エステル/ビランテロール と フルチカゾンプロピオン酸/サルメテロール同等

成人・青年期持続性喘息に対する
フルチカゾンフロ酸エステル/ビランテロール vs フルチカゾンプロピオン酸/サルメテロール比較


Efficacy and Safety of Fluticasone Furoate/Vilanterol Compared with Fluticasone Propionate/Salmeterol Combination in Adult and Adolescent Patients with Persistent Asthma: a Randomized Trial
Ashley Woodcock,  et. al.
Chest. 2013. doi:10.1378/chest.13-0178


ランダム化二重盲験二重ダミー平行群研究
FF/VI  100/25 μg 1日1回夕方、 n=403
FP/SAL 250/50μg1日2回、Diskus/Accuhaler、 n=403

プライマリ有効性指標は、24週間治療後の0-24時間連続加重平均FEV1(wmFEV1)

0-24 h wmFEV1 のベースラインからの改善
FF/VI 341 ml
FP/SAL 377ml
補正平均治療差は統計学的有意差認めず (–37 ml [95% 信頼区間: –88, 15], p = 0.162)

0-4 h 連続wmFEV1、 トラフFEV1、喘息コントロール、QOLアンケートの差も認めず

治療間で増悪報告差認めず

両治療は、耐用性良好で、尿中コーチゾル分泌に関する臨床的明らかな影響認めず、治療関連重度副事象イベントなし


結論としては、持続性喘息に関して、1日1回FF/VIは1日2回のFF/SALと同等の肺機能改善、安全性問題は同定できず。


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