2013年7月6日土曜日

FDA安全性情報:オルメサルタン関連スプルー様腸疾患




FDA Drug Safety Communication
ARBであるオルメサルタンの、小腸への問題(スプルー様腸疾患)に関する問題
重症の慢性下痢、体重減少を伴い、数ヶ月から数年で発症し、時に入院必要な場合がある

機序不明だが、発症前長期間存在することで、リンパ球性・コラーゲン蓄積性腸炎の所見、HLA-DQ2/8との関連性、局所的遅延型過敏性反応、細胞性免疫反応が関連していると思われる。 
pro-drug である、olmesartan medoxomilへの反応が想定される。

Rubio-Tapia らはARBによるTGF-βの抑制があり、これが腸管ホメオスターシスの重要なメディエータのため、オルメサルタン関連スプルー様腸疾患のメカニズムとしての可能性あり。


薬剤投与から長く経過して発症のため、薬剤による副作用と結びつかない可能性がある。高血圧診療に関わる医師だけでなく、消化器系医師にも啓発必要な副作用。

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