2013年8月22日木曜日

血管疾患臨床症状群:血中HDL低値は強化治療群では意味を持たない 抗脂質無治療・通常治療では従来通りの解釈が通じる

COURAGE試験の事後分析


いわゆる悪玉コレステロールに対してスタチン治療コントロールされている患者でも、果たして、善玉コレステロールはその意味合いをもつのか?

・・・答えはNo!


善玉は常に善玉ではない・・・・ 【元々、善玉・悪玉と命名する方がおかしい】


Low HDL-cholesterol is not a risk factor for recurrent vascular events in patients with vascular disease on intensive lipid-lowering medication
Anton P. van de Woestijne, et.al
J Am Coll Cardiol. 2013;():. doi:10.1016/j.jacc.2013.04.101


低HDLの血管系リスクについて、臨床的な血管疾患を有する患者の脂質効果治療や強度関連付け評価

低HDLは血管疾患のリスク増加と関連し、他のリスク要素治療済みの患者の潜在血管リスクに多く寄与する。しかし、スタチントライアルからの事後分析では、低HDLコレステロールと関連する血管リスクが強化スタチン治療患者ではないか、少ない。

6111名の血管疾患を示す患者の前向きコホート研究
Cox比例ハザードモデルで、HDL-コレステロールの血管イベント評価(脂質降下治療:無し、通常量、強化治療患者での評価)

フォローアップ中央値5.4年間(IQR 2.9-8.6年間)において、心筋梗塞、卒中、血管死の新しい血管イベント発生は、874名

ベースライン無治療患者(n=2153)では、HDL-コレステロール 0.1 mmol/L増加毎5%の全血管イベント減少(HR 0.95, 95% CI, 0.92-0.99)


通常量治療患者(n=1910)では、6%減少(HR 0.94, 95% CI, 0.90-0.98)

しかし、強化脂質降下治療(n=2046)では、再発血管イベント増減と関連せず(HR 1.02; 95%CI , 0.98-1.07)、これはLDL-コレステロール状況と対応せず


結論:臨床的所見ある血管疾患患者では、脂質治療無治療あるいは通常治療群では、血中HDL低値は、血管リスク増加と関連。
一方、強化脂質治療患者では、HDL-コレステロール低値は血管リスクに対して効果認めない。




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