白内障は高齢者の視力低下に多大な影響をあたえる。そのリスク増加は大きな意味を持つのかもしれない。スタチンの抗酸化作用が眼の水晶体へ与える悪影響懸念。
後顧的解析という研究限界はあるが、スタチンに関するリスク・ベネフィット判断する要素が又一つ加わった。
Association of Statin Use With Cataracts
A Propensity Score–Matched Analysis
Jessica Leuschen, et. al.
JAMA Ophthalmol. Published online September 19, 2013. doi:10.1001/jamaophthalmol.2013.4575
財政年度である2005年の間における医薬品補充ベースの研究
2群にわける
1)スタチン使用者(少なくとも90日スタチン供給をうけてる対象者)
2)スタチン非使用者
46249名を検討対象とし、スタチン使用者13626名、非使用者32623名
プライマリ解析では、propensity score-matched cohort、 セカンダリ解析はCharlson Comorbidity Index (patients with no Charlson comorbidity)に従った合併症なしの患者で白内障リスクを検討。
2年間、4年間、6年間のスタチン使用患者でのセカンダリ解析を繰り返し行い、感度分析施行
プライマリ解析にて、スタチン使用者vs非使用者6972対比較でマッチ化
白内障リスクは、非使用者より使用者で、propensity scoreマッチ化コホートにおいて、高リスク(odds ratio, 1.09; 95% CI, 1.02-1.17)
セカンダリ解析にて、寄与要素補正後、スタチン使用者の非使用者比較リスクは高い (odds ratio, 1.27; 95% CI, 1.15-1.40)
感度分析にてこの関連性確認
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