日本での用法用量:インダカテロール(オンブレス)150μg/1日1回、チオトロピウム18μg/1日1回と同じ
要するに、インダカテロールは、スピリーバに対して、1秒量改善に関して非劣性を示し、急性増悪は非劣性を証明できなかった。
Once-daily indacaterol versus tiotropium for patients with severe chronic obstructive pulmonary disease (INVIGORATE): a randomised, blinded, parallel-group study
Marc L Decramer ,et. al.
INVIGORATE investigators
The Lancet Respiratory Medicine, Volume 1, Issue 7, Pages 524 - 533, September 2013
ベースラインICS、国別治療バランス層別化 1:1
・インダカテロール (150 μg)
・チオトロピウム (18 μg)
1日1回×52週間
プライマリ及びキーセカンダリ目的は、インダカテロールのチオトロピウム非劣性比較
・プライマリ:FEV1(12週)
・セカンダリ:急性悪化(52週)
per-protocol setにて解析
2009年3月16日から2012年7月5日まで、3444名をランダム割り付け
・インダカテロール 1723
・チオトロピウム 1721
第12週にて、群間推定FEV1差最小自乗平均 −0.011 L (インダカテロール[n=1450] 1.134 L [SE 0.008] vs tチオトロピウム [n=1467] 1.145 L [0.008]; 片側検定 97.5% CI 下限 −0.026 L; p<0 .0001="" br=""> 事前設定非劣性限界 97.5%CI下限 -0.055 Lで、インダカテロールはチオトロピウムに対して非劣性。
インダカテロールは、年間化急性増悪率として非劣性認めず;0.79 (インダカテロール, n=1529) versus 0.61 (チオトロピウム, n=1543); ratio 1.29 (片側97.5% CI 上限1.44).
安全性に関して、有害事象イベント患者数に群間差認めず (インダカテロール 1119 [65%] / 1721、チオトロピウム 1065 [62%] /1718 名)、重大有害事象イベント (インダカテロール, 263 [15%] /1721 vs チオトロピウム 255 [15%] / 1718 名)
呼吸器疾患、特に、COPD急性増悪がもっとも多い有害事象イベント(COPD: インダカテロール 747 [43%] / 1721 、 チオトロピウム 665 [39%] / 1718 ) 、重度有害事象 (COPD: indacaterol, 147 [9%] /1721 、チオトロピウム 121 [7%] / 1718 名)0>
非劣性として示された、1秒量としての差が、運動耐用性や運動量に影響を与えることが できるかが一つの問題だろう。
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