センサーを用いたインスリンポンプ使用により、セットされた閾値以下ではインスリン供給停止することで、重度・中等度低血糖減少させることができる。
Effect of Sensor-Augmented Insulin Pump Therapy and Automated Insulin Suspension vs Standard Insulin Pump Therapy on Hypoglycemia in Patients With Type 1 Diabetes: A Randomized Clinical Trial
Trang T. Ly, et. al.
JAMA. 2013;310(12):1240-1247. doi:10.1001/jama.2013.277818.
sensor-augmented pump therapy with an automated insulin suspension or low glucose suspension functionは、重大な低血糖期間・頻度を減らすテクノロジーである。
1型糖尿病9名を対象とした、標準インスリン治療と比較した、ランダム化臨床トライアル
プライマリアウトカムは、重度(低血糖性けいれん・昏睡)と中等度低血糖(治療必要なイベント)組み合わせ頻度。
標準ポンプ法に49名、 low-glucose suspensionに46名に割り付け
平均年齢(SD) 18.6(11.8)歳、糖尿病罹患期間は11.0(9.9)年間。
ポンプ治療期間 4.1(3.4)年間。
重度・中等度低血糖イベントのベースライン頻度は、 pump-only群: 20.7 vs low-glucose suspension群: 129.6 イベント/100 人・月
6ヶ月後、イベント率は
pump-only群:28 → 16
low-glucose suspension群: 175 → 35
100人・月あたりの補正発生頻度は、前者で 34.2 (95% CI, 22.0-53.3) 、 後者で 9.5 (95% CI, 5.2-17.4) で、頻度発生比率は 3.6 (95% CI, 1.7-7.5; P <.001)
どの群でも糖化ヘモグロビンに差を認めず、前者平均 7.4 (95% CI, 7.2-7.6) to 7.4 (95% CI, 7.2-7.7)、 後者平均 7.6 (95%, CI, 7.4-7.9) to 7.5 (95% CI, 7.3-7.7)
counterregulatory hormone反応は変化認めず
糖尿病ケトアシドーシス、ケトーシスを伴う高血糖のエピソード無し
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