2013年9月14日土曜日

虫歯があると、頭頸部扁平上皮がんリスク少ない?


症例対照研究なので、寄与要素十分補正されているかは疑問ではあるが、

Dental Caries and Head and Neck Cancers
Mine Tezal, et. al.
JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. Published online September 12, 2013. doi:10.1001/jamaoto.2013.4569


620名、症例399、対照221
症例では、有意に、う歯数少なく (1.58 [2.52] vs 2.04 [2.15]; P = .03)、歯冠すくなく(1.27 [2.65] vs 2.10 [3.57]; P = .01)、歯内治療少ない (0.56 [1.24] vs 1.01 [2.04]; P = .01)、歯充填すくない (5.39 [4.31] vs 6.17 [4.51]; P = .04)
しかし、対照群にくらべ歯喪失は多い (13.71 [10.27] vs 8.50 [8.32]; P < .001


decayed(う歯), missing(喪失歯), filled teeth(充填歯) (DMFT)での有意差認めず

診断時年齢・性別・婚姻状態・喫煙状態・アルコール使用補正後、う歯,歯冠、歯内治療の三分位最高位は最低位に比べHNSCC(頭頸部扁平上皮がん)少ない( オッズ比 [OR], 0.32 [95% CI, 0.19-0.55]; P for trend = .001、 0.46 [95% CI, 0.26-0.84]; P for trend = .03、 0.55 [95% CI, 0.30-1.01]; P for trend = .15)


喪失歯は、寄与要素補正後、HNSCCとの相関性認めず

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