2013年11月8日金曜日

含糖飲料20%課税効果:体重過多1%減少、肥満 1.3%減少効果、税収アップ ただし逆進性となる


”20% tax on sugar sweetened drinks”を、一応、含糖飲料20%課税と訳しておこう。

これにより、肥満、体重過多ぎみのひとにどういう影響があったか?
所得階層別影響度、税収の程度についての報告




Overall and income specific effect on prevalence of overweight and obesity of 20% sugar sweetened drink tax in UK: econometric and comparative risk assessment modelling study
BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f6189 (Published 31 October 2013)
Cite this as: BMJ 2013;347:f6189
16歳以上の成人における含糖課税導入後の過体重(BMI 25以上)数・比率、肥満(30以上)数・比率の総合的、所得特異的変化をプライマリ・アウトカムとする
セカンダリアウトカムは、年齢群別効果(16−29歳、30−49歳、50歳以上)と英国内国別

課税後英国内
肥満は1.3%減少(95% 信頼区間 (95% 信頼区間 0.8% to 1.7%)、減少絶対数としては 18.0万(11.0万 to 24.7万)
過体重は0.9%減少( 0.6% to 1.1%)、減少絶対数は28.5万(20.1万 to 36.4万)

所得収入最下層から最上層の第1から第3群での肥満減少率は、それぞれ、 1.3% (0.3% to 2.0%)、 0.9% (0.1% to 1.6%)、 2.1% (1.3% to 2.9%)

肥満への効果は年齢とともに減衰

年次推定税収は、2億7600万英ポンド(440億円程度?)
所得別最下層から最上層では、 2.1% (1.4% to 3.0%)、 1.7% (1.2% to 2.2%)、0.8% (0.4% to 1.2%)


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