VOCsというリスクと、禁煙に伴うベネフィット・リスク
全てのVOCs含有電子タバコが容認された訳ではないが、電子タバコが禁煙の手助けになると主張している、電子タバコ禁煙補助使用推進派の Jean-Francois Etter
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Should electronic cigarettes be as freely available as tobacco? Yes
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f3845 (Published 14 June 2013)
Cite this as: BMJ 2013;346:f3845
この人の報告だが、対照のないインターネット調査・・・これって、信頼性あるのだろうか?
この中に意味ある情報がある、すなわち、継続喫煙者に対して、1年後喫煙率変化が見られないということ。
ロイターのタイトルは微妙、中身はそれ相応なのだが・・・
More evidence e-cigs may help in quitting tobacco
http://www.reuters.com/article/2013/11/06/us-ecigarettes-smoking-idUSBRE9A519420131106
電子タバコ・肯定的報道がなされるとすれば、1ヶ月後効果だけを評価する短期的視野のそれであり、1年後の効果無しという事実を無視することとなる
A longitudinal study of electronic cigarette users
長軸的インターネット調査、2011−2013年
ベースライン、1年後477名、プラス1年367名
喫煙経験 72%、電子タバコ使用 76%
ベースラインで、現行電子タバコ使用3ヶ月間、150 puffs/day使用し、ニコチン量として 16mg/ml含む液剤を補充
毎日使用継続はほとんどが継続され、1ヶ月後98%、1年後89%。
ベースラインから1ヶ月満たない場合に限定すると、1ヶ月後継続 93%、 1年後継続 81%
連日使用者において、puffs/day数は、1年後もベースラインと変化なし
ベースラインですでに電子タバコ使用・過去喫煙歴者(禁煙状態)、再喫煙率は1ヶ月後6%、1年後も6%。
ベースラインでの現行喫煙者・電子タバコ使用者の検討では、1ヶ月後禁煙成功率22%、1年後46%
フォローアップ時喫煙継続・電子タバコ継続という、二重ユーザーでは、喫煙量において、1ヶ月後 5.3本/日減少する(from 11.3 to 6.0 cig./day, p = 0.006)も、1年後は不変。
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