2013年11月20日水曜日

EU-PACTグループ:ゲノムタイプ指標ワーファリン投与量調整にて治療域到達迅速で安全

抗凝固療法固定量レジメンは治療開始期間中予測困難、故に、ゲノムタイプ指標予測投与量を用いて行い、その検討

多施設ランダム化対照化トライアル
心房細動・VTE患者で、CYP2C9*2, CYP2C9*3, VKORC1 (−1639G→A) をPOC検査として施行

5日間薬物学ベースアルゴリズムに従い処方 vs 3日loading-doseレジメンとの比較

プライマリアウトカム測定は、INR治療域2.0-3.0範囲内比率(ワーファリン開始12週後)


A Randomized Trial of Genotype-Guided Dosing of Warfarin
Munir Pirmohamed, et. al.
for the EU-PACT Group
N Engl. J. Med. November 19, 2013DOI: 10.1056/NEJMoa1311386


455名登録し、ゲノタイプガイド群 227名、対照群 228名

治療域到達比率: ゲノタイプガイド群は67.3%、 対照群は 50.3%
(補正差, 7.0 %ポイント; 95% 信頼区間, 3.3 to 10.6; P < 0.001)

ゲノタイプガイド群では、過剰抗凝固(INR 4.0以上)発生率は、有意に減少

治療的INR到達中央期間は、前者 21日、対照群29日(P<0.001)


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