2013年12月24日火曜日

ピーナッツ/ツリーピーナッツ類アレルギー:母親妊娠期の摂取にて子供のアレルギー発症リスク低下

 ピーナッツやtree nuts(多種類の樹木や灌木の種子:油性種子で硬く食に適さない外皮が有り、アーモンド、ぎんなん、イリッペ・ナッツ、カシューナッツ、マカダミアナッツ栗、クルミ、松の実、ヤシの実なども含まれる)(P/TN)アレルギー増加しているそうだ。

 その原因は明らかでない。11万名程度の前向きコホートGrowing Up Today Study 2で、母親の診断、利用可能な医療データ・アレルギー検査結果を、2名のボード保証のあるアレルギー・免疫学医師のレビューし、症例確認コードを割り付け


 P/TNアレルギーのない母親において、妊娠周辺時期におけるP/TN摂取量が多いほど、その子供はP/TNアレルギー低リスクとなる。
 早期アレルゲン暴露は免疫寛容を増加し、小児食事アレルギーリスクを減少する。


Prospective Study of Peripregnancy Consumption of Peanuts or Tree Nuts by Mothers and the Risk of Peanut or Tree Nut Allergy in Their Offspring
A. Lindsay Frazier,  et. al.
JAMA Pediatr. Published online December 23, 2013. doi:10.1001/jamapediatrics.2013.4139

8205名の子供で、食物アレルギー 30例、ピーナッツ/tree nuts(P/PN)アレルギー 140例。P/TN頻度は、妊娠周辺時期食(5回 vs 1回未満/月あたり、 OR 0.31 ; 95 % CI, 0.13 to 0.75 ;Ptrend = 0.04)

逆に、母妊娠周辺時期P/TN摂取量と、子供のP/TNアレルギーには有意相関認めず (Ptrend = .12)

母妊娠周辺時期P/TN摂取量と母P/TNアレルギー状況の相関は有意  (Pinteraction = .004)


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