2014年2月14日金曜日

5つの感染症既往と、認知機能・記憶能力に関連性有り

横断研究で、原因結果関連性に関する踏み込みがない、喫煙要素などの寄与要素考察されている。だから、解釈には注意が必要だ。


NOMASコホート1625名の被験者の血清学検査(C. pneumoniae、H. pylori、 CMV、HSV1・2)によるIB(Infectious Burden)指数と、認知機能評価 (MMSE、TICS-m、(modified Telephone Interview for Cognitive Status ))の関連性

Infectious burden and cognitive function: the Northern Manhattan Study.
Neurology. 2013 Mar 26;80(13):1209-15. 

粗データ比較、高IB指数は、認知機能悪化と相関(IB SD毎変化にて、 MMSE -0.77であり、TICS-m初回測定からの変化は -1.89), P< 0.0001

これらの影響は、リスク要素補正後減衰、MMSE変化 -0.17 , p = 0.06 、TICS-m 0.68 , p  < 0.0001

 IBは、MMSE 24以下にて関連(24未満比較、 補正オッズ比 1.26/ IB SD あたり)

IBは、期間毎認知機能減衰と相関せず、 同様結果は、IBをウィルス血清学検査のみに限定しても同様。

上記観察期間短すぎたということで、追加報告

"Infectious burden and cognitive performance: the Northern Manhattan Study"
Wright CB, et al

ISC 2014; Abstract 107.


平均年齢71歳、588名、卒中既往無し、住民ベースコホート、5年間フォローアップ287名

5年経過時、ベースライン・パフォーマンス・住民統計的・血管リスク卯要素補正後、記憶低下と相関(p < 0.07)





0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note