2014年3月27日木曜日

食事とは、炎症を生じさせること ・・・ すなわち、食事回数多いほど炎症惹起 → 多食は動脈硬化など悪影響の可能性

1回の食事量をへらして、なるべく多く食べること・・・と、したり顔で指導してた私は恥ずかしい


代謝的健康な、非肥満・肥満を対象とし、一度の食事サイズ少なく、頻回とすることが果たして正しいことか検討。

食事内容においては、高脂肪食は腸内細菌経由で全身性炎症の原因となることも知られている(低Carb.をやたら勧める風潮を嘆きたい)。一方、食事行為そのものが熱を産生し、小食ならそのエネルギー消費量も減少となる。考察すると訳が分からなくなる。


実際の交差横断研究24名のBMI22.9程度の普通と36程度の肥満でエネルギー消費量24時間を測定(whole body room calorimeter、2時間毎採血:血中エンドトキシン、インスリン、脂質)

代謝的に健康な場合、食事回数多いこと、すなわち、炎症リスク、血中エンドトキシンやトリグリセライド増加させ、特に就寝時にその悪影響増加

"Meal size and frequency influences metabolic endotoxaemia and inflammatory risk but has no effect on diet induced thermogenesis in either lean or obese subjects" Piya MK, et al
SfEBES 2014.
http://www.endocrine-abstracts.org/ea/0034/ea0034P226.htm



肥満者では、非肥満者に比較して、インスリン、血糖、HOMA-IR、TGのAUC増加(p < 0.01) 
TGとともに空腹時エンドトキシンと相関(r = 0.32, P < 0.06) 
エンドトキシンとTGのAUCは、5回食では相関する( r = 0.44, P < 0.05)。2回食では相関しない。 
最後の21時血液検査では、エンドトキシンは特に5回食においてその濃度が有意に高い(p = 0.05) しかし、2回食では有意で無い。 食事回数では24時間エネルギー消費に影響与えず、肥満群・非肥満群でも同様 (2124±312 vs 2142±365 Kcal/day) or lean group (1724±160 vs 1683±166 Kcal/day)

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