2014年5月14日水曜日

DIGAMI 1トライアル:急性心筋梗塞後の厳しい血糖コトンロールにて長期予後改善効果認める(糖尿病・高血糖患者)

重大手術後や重症患者やICUでの血糖コントロールに関して、厳しい血糖コントロールによる予後改善効果疑念が相次いでいるが、心筋梗塞後の血糖コントロールに関しては流れに反する報告が出現した。

DIGAMI 1 トライアル :スウェーデンの19の病院でのPROBE研究(う〜〜ん)


 620名のランダム化(強化インスリンベース血糖コントロール:306 vs 対照 314)

受診時高血糖・糖尿病患者の急性心筋梗塞後、インスリンベースの強化血糖コントロールにて、生存率改善長期効果を認めた。

血糖降下の作用が明らかで無くても、脂質低下・降圧剤効果高まり、血糖コントロール化以前はやはり急性心筋梗塞後の予後改善に重要

 

Intensified insulin-based glycaemic control after myocardial infarction: mortality during 20 year follow-up of the randomised Diabetes Mellitus Insulin Glucose Infusion in Acute Myocardial Infarction (DIGAMI 1) trial
Viveca Ritsinger ,et. al.
The Lancet Diabetes & Endocrinology, Early Online Publication, 13 May 2014


生存期間中央値は、強化血糖コントロール群 7年間(IQR 1.8-12.4年間) vs 標準群 4.7年間(IQR 1.0 - 11.4)  (ハザード比 0·83, 95% CI 0·70—0·98; p=0·027)


強化血糖コントロール群の作用は、ランダム化後8年間継続し、2.3年間の寿命増加となる


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