2014年6月3日火曜日

この現象の否定 → "Obesity Paradox": 肥満の包が卒中死亡少ない



Body Mass Index and Death by Stroke No Obesity Paradox
Christian Dehlendorff et. al.
JAMA Neurol. Published online June 02, 2014. 
doi:10.1001/jamaneurol.2014.1017

BMIと卒中後死亡率の送管を検討
選択バイアス対策のため、初回卒中1ヶ月内に死亡発生したらindex strokeとして、卒中死亡統計とすることにした。
デンマークの全入院の Danish Stroke Registerを用いた。

71617名の患者中、7878(11%)初月内死亡、死亡の原因が卒中であるのは5512(70%)
BMIの情報利用可能な患者の家、9.7%が低体重、正常体重39.0%、過体重34.5%、肥満 16.8%。
BMIと、発症年齢は逆相関 (P < 0.001)
初月卒中死亡率リスクについて、正常体重(参照症例)と過体重で有意差無く、肥満とも有意差認めない (hazard ratio, 0.96; 95% CI, 0.88-1.04  1.0; 95% CI, 0.88-1.13)
1週後の死亡リスクも同様。

結論:卒中患者のobesity pardoxのエビデンス無し

BMI高値ほど若年者に生じ、そのため、卒中症例若年化傾向がある
故に、統計上の外観上、肥満・過体重の方の死亡率がひくくなるのではないか・・・という結論


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