2014年6月1日日曜日

非小細胞肺癌:VEGF受容体2標的ヒト型モノクローナル抗体(Cyramza)+ドセタキセル併用で OS, PFS延長効果

標準セカンドライン抗がん剤(ドセタキセル(タキソテール))・分子標的薬剤(ramucirumab (Cyramza) )にて生存期間延長効果



Medpage: http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ASCO/46083

Source reference: Perol, M, et al. "REVEL: A randomized, double-blind, phase III study of docetaxel (DOC) and ramucirumab (RAM; IMC-1121B) versus DOC and placebo (PL) in the second-line treatment of stage IV non-small cell lung cancer (NSCLC) following disease progression after one prior platinum-based therapy" ASCO 2014;Abstract LBA8006.






・併用療法にて、包括的生存期間(OS)を1.4ヶ月間( 9.1→10.5ヶ月間)延長、 p = 0.23

・併用療法にて、無進行生存期間(PFS)を1.5ヶ月間( 3.0→4.5ヶ月間)延長、 p < 0.0001

・客観的奏功率は、ドセタキセル単独の14%→併用の23%と増加 p < 0.001

・併用療法、grade 3以上の副作用イベントの多くは、 好中球減少症、有熱性好中球減少、易疲労、白血球減少、肺炎

・死と直結する治療緊急性必要なイベント率は、群間で同等




Ramucirumab(IMC- 1121B)は、腫瘍に血液を供給するプロセスの血管新生を抑制するよう設計されています。具体的には、血管内皮増殖因子(VEGF)受容体2を標的に特 異的に阻害することで、腫瘍に血液を供給する血管形成及び維持に係わるシグナル伝達を遮断するよう設計されているヒト型モノクローナル抗体
 https://www.lilly.co.jp/pressrelease/2014/news_2014_003.aspx

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