2014年7月11日金曜日

白血球テロメア長と心血管疾患リスク:冠動脈性心疾患でのみ関連

白血球テロメア長と心血管疾患リスクのシステマティック・レビュー&メタアナリシス



Leucocyte telomere length and risk of cardiovascular disease: systematic review and meta-analysis
Philip C Haycock, et. al.
BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g4227 (Published 08 July 2014) C





24研究(43,725名、心血管疾患8400(冠動脈性心疾患 5566名、脳血管疾患2834名)

白血球テロメア長の三分位比較で、pooled相対リスク
冠動脈性心疾患 全研究 1.54 (95% confidence interval 1.30 to 1.83)、前向き研究 1.40 (1.15 to 1.70)、後顧的研究 1.80 (1.32 to 2.44)


研究間heterogeneityは中等度 (I2=64%, 41% to 77%, Phet<0 .001="" p="">

冠動脈性心疾患知見は通常心血管リスク要素補正限定的メタアナリシスにて同様 (相対リスク 1.42, 95% 信頼区間 1.17 to 1.73)
200例以上の症例研究 (1.44, 1.20 to 1.74)
高QOL研究(1.53, 1.22 to 1.92)
出版バイアス補正解析 (1.34, 1.12 to 1.60)

心血管疾患プール化相対リスクは、 1.42 (1.11 to 1.81)、研究間のheterogeneityは有意でない (I2=41%, 0% to 72%, Phet=0.08)

テロメア短縮は、脳血管疾患に関して前向き研究 (1.14, 0.85 to 1.54)、高品質研究 (1.21, 0.83 to 1.76)では有意でない。



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