2014年8月14日木曜日

塩(ナトリウム)取り過ぎで、世界165万名の超過心血管死

塩分摂取過剰による世界的な影響が報告されている。


Global Sodium Consumption and Death from Cardiovascular Causes
Dariush Mozaffarian, et. al.
for the Global Burden of Diseases Nutrition and Chronic Diseases Expert Group (NUTRICODE)
N Engl J Med 2014; 371:624-634August 14, 2014DOI: 10.1056/NEJMoa1304127
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1304127?query=featured_home


66ヶ国のデータで、20110年グローバルなナトリウム平均摂取量は、3.95g/日

地域的平均は、2.18から5.51g/日でばらつき。

世界的には、参照値を超すナトリウム摂取による、心血管死亡165万名(95%信頼区間[C.I.]、 110万名から222万名)。男性では61.9%、女性では38.1%。

心血管死亡10名の死亡あたり1名(9.5%)の死亡に関与している推定。

低所得・中所得国では、5死亡中4名(84.3%)が、70歳未満の若年死の5名に2名(40.4%)に関与。

基準値を超えるナトリウム摂取の死亡は、グルジアで高く、ケニヤで低い。




一方で、低ナトリウム摂取の影響は不明という解説もNEJMに掲載されている。
データ不足のため解釈困難。


Low Sodium Intake — Cardiovascular Health Benefit or Risk?
Suzanne Oparil, M.D.
N Engl J Med 2014; 371:677-679August 14, 2014DOI: 10.1056/NEJMe1407695
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMe1407695

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