2014年12月2日火曜日

スタチンの骨折抑制効果示されず・・・

スタチンのpleiotropic effect効果候補の一つ



Statin Therapy and Risk of Fracture
Results From the JUPITER Randomized Clinical Trial
Jessica M. Peña,  et. al.
JAMA Intern Med. Published online December 01, 2014.


意義:  骨粗鬆症と心臓血管疾患は、発症上役割を果たす共通の生物学的経路を共有する。観察研究でスタチンは骨折リスク減少との示唆もあるが、この問題に着眼したランダム化トライアルは乏しい。

目的: スタチン治療は骨折リスク減少させるか、そして、二次解析では、炎症性バイオマーカーとして、ベースラインのhs-CRP濃度が骨折リスクと関連するか?


デザイン・セッティング・被験者: JUPITER (Justification for the Use of Statins in Prevention: an Intervention Trial Evaluating Rosuvastatin) トライアル、国際的ランダム化二重盲験、プラシーボ対照化研究
17,802名の50歳以上の男性、60歳以上の女性、hr-CRP 2mg/以上
2003年から2006年まで篩い分け、5年間前向きにフォローアップ(フォローアップ中央値 1.9年間)


介入: Rosuvastatin calcium, 20 mg daily, or placebo.
主要アウトカム・測定項目: 骨折発症をJUPITERの事前設定二次エンドポイントとしている。 骨折はレントゲン・CT・骨Scan、他検査法で確認、 
Cox proportional hazards modelにて、ランダム化治療割り付けによる骨折リスクに関わるハザード比(HRs)、95%信頼区間を求め、hsCRP3分位増加毎評価、寄与共訳要素補正を行う。


結果:研究期間中、骨折発生の記録・確認事例 431例
ロスバスタチン割り付け群 221 100人年あたり1.20
プラシーボ割り付け群 210 100人年あたり1.14
補正ハザード比 1.06 [95% CI, 0.88 - 1.28]
P = .53
ベースライン hs-CRPは骨折リスク増加と相関せず 3分位比較 1.06 [95% CI, 0.94-1.20]; P for trend, .34)



結論:hs-CRPレベル髙値という心臓血管臨床治験参加者では、スタチン治療は骨折リスク減少しない。hs-CRP高値は骨折頻度リスク増加とは関連しない。

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