2015年1月8日木曜日

CYD15 Study: 小児有効性: デング熱ワクチン 第3相試験

組み替え生弱毒化3価デング熱ワクチン (CYD-TDV)


Efficacy of a Tetravalent Dengue Vaccine in Children in Latin America
Luis Villar, et. al. for the CYD15 Study Group
N Engl J Med 2015; 372:113-123January 8, 2015DOI: 10.1056/NEJMoa1411037

総数2万869名の子供を被検

有効性:  64.7% (95% CI, 58.7 to 69.8)


 血清型別
serotype 1 50.3%
serotype 2 42.3%
serotype 3  74.0%
serotype 4  77.7%


重症ウィルス学的検出例(VCD)での有効性95.5%


入院回避有効性80.3%

副作用はプラシーボと同様



昨年、東京で、大騒のデング熱

タイでのp2研究(4-11歳)は、プライマリ有効性エンドポイントである、有効性30.2%に到達しナックったという推移がある。
さらに、アジアでの2-14歳のp3トライアルでは56.5%の有効性であった。

アジアでの有効性低いのは、優位なセロタイプが異なるせいなのか・・・検討されるだろう。

ちなみに、日本・東京で流行したのは,セロタイプ2だったようだ
http://www.ajtmh.org/content/75/3/470.full
Am J Trop Med Hyg vol. 75 no. 3 470-474

・・・故に、ワクチン有効性のやや低いセロタイプ・・・・


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