2015年2月6日金曜日

12歳未満のタックル・フットボール開始は、後年の認知機能低下をもたらす

 フットボールでさえこうなんだから、格闘技なんてとんでもない。12歳以下で、頭部衝撃繰り返すような競技、法的に規制すべきだ。高校生までは頭部防御具義務づけなども必要と思う。




Age of first exposure to football and later-life cognitive impairment in former NFL players
Julie M. Stamm,  et. al.
Neurology Published online before print January 28, 2015, 
doi: 10.1212/WNL.0000000000001358 Neurology 10.1212/WNL.0000000000001358

目的: 12歳未満でタックル・フットボールによる反復頭部衝撃と、(脳の発達重要な期間である)後年の遂行機能、記憶、推定言語IQの相関を検討


方法:Diagnosing and Evaluating Traumatic Encephalopathy using Clinical Tests (DETECT) studからの24のかつてのNFLプレイヤー(40-69歳)
年齢、と タックル・フットボール初回暴露(AFE:Age of Exposure)年齢(12歳未満、12歳以上)に基づきマッチ



Wisconsin Card Sort Test (WCST)、 Neuropsychological Assessment Battery List Learning test (NAB-LL)、 Wide Range Achievement Test、 4th edition (WRAT-4) Reading subtestを神経心理検査バッテリーとして調査


結果: AFE 12未満群のNFLプレイヤーOBは、AFE 12歳以上群に比べ、WCST、NAB-LL、WRAT-4 Reading testの全ての項目で、吹っ飛ぼー0ル経験総経験年数、評価時年齢補正後、有意に悪化する。これは、遂行機能障害、記憶障害、推定言語IQ低下を表す。



結論: タックル・フットボール12歳前参加と、後年認知機能障害(客観的神経心理検査に基づく)の相関あり、これらの所見にて、クリティカルな神経発達時期に繰り返す頭部衝撃を受けることは、後年の認知障害に悪影響を与える。


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