2015年2月2日月曜日

疼痛後3年経過し、不眠が生じる ; 身体活動性減少・社会的活動減少に起因

リウマチ疾患での解析らしいが・・・示唆的


50歳以上において、疼痛発症後、3年ほど後に、不眠が現れる。その原因の半数以上が、疼痛による身体活動性制限、社会的活動減少に起因・・・


高齢者の不眠のうち、足腰が痛いという場合は、こういうのが関連してるのかもしれない。



Impact of musculoskeletal pain on insomnia onset: a prospective cohort study
Rheumatology (2015) 54 (2): 248-256.
doi: 10.1093/rheumatology/keu283
First published online: August 14, 2014 


目的. 疼痛は、リウマチ疾患の中で最も多い所見で、特に高齢者に多く、不眠症合併で、健康アウトカム悪化をもたらす。不眠のproactive preventionにより、疼痛及びリウマチ病態の包括的disease burdenを減少させることができるかもしれない。それら情報を得るため、この研究では、疼痛、身体制限を調査し、社会的参加縮小を、不眠発症により予測、あるいは不眠発症が関与しているか検討。


方法. 前向きコホート研究を、6676名の50歳以上、ベースライン及び3年フォローアップ後アンケート完遂例で行い。被検者をACRクライテリアにて無し(none )、幾分あり(some)、かなりあり(widesupread)に分けた。
ロジスティック回帰を行い、ベースライン疼痛と、3年次の不眠オンセットの間の相関を検討。Path解析は、身体制限、社会参加減少を介入として検討。


結果. Some [補正オッズ比 (AOR) 1.57 (95% CI 1.15, 2.13)] 、widespread [2.13 (1.66, 3.20)] 疼痛は、3年時点での不眠リスク増加と関連。補正としては、年齢、性別、社会経済階層、教育、不安、うつ、睡眠及び合併症により行った。

身体制限、社会的参加減少の組み合わせで、不眠発症と“some pain”は68%まで説明、“widespread pain"は、66%まで説明可能。




結論. ベースラインの疼痛程度と3年後の不眠発症の関連性は量依存的影響であり、身体制限や社会的活動減少によるものが過半。
高齢者の身体活動制限や社会的参加を促すことで、合併不眠を緩和し、疾患全体の広がりを緩和することとなるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note