2015年4月3日金曜日

クロノタイプ:夜型は、糖尿病・メタボリックシンドローム・筋肉脆弱と相関、特に男性著明 ;韓国調査

韓国からの報告で、糖尿病になりやすい東アジア人からの報告で日本人にも参考になる報告だと思う

クロノタイプ、Chronotype朝型、夜型で、一日の中での活動の個別時間的指向性で、外的明暗環境下での行動や生物学的リズム。

 このクロノタイプのメタボリックへの影響が韓国内住民疫学調査で明らかに

Evening Chronotype Is Associated With Metabolic Disorders and Body Composition in Middle-Aged Adults
Ji Hee Yu, et. al.
JCEM ; DOI: http://dx.doi.org/10.1210/jc.2014-3754 ; Published Online: April 01, 2015


Korean Genome and Epidemiology Studyからの1620名、47-59歳を対象

 クロノタイプ評価: Morningness-Eveningness Questionnaire

被験者は全て、OGTT、体組成測定(DEXA法)、内臓脂肪測定(CT、 >100 cm2



クロノタイプにて朝型 29.6%、 夜型 5.9%、 どちらでもない 64.5%

夜型は、朝方に比べ、共役要素補正後も、糖尿病オッズ高い  (オッズ比  [OR], 1.73; 95% 信頼区間 [CI], 1.01–2.95),、メタボリックシンドローム (OR, 1.74; 95% CI, 1.05–2.87)も、sarcopenia (OR, 3.16; 95% CI, 1.36–7.33) も多い


相関の性差は男性の夜間型と糖尿病(OR, 2.98; 95% CI, 1.39–6.39) と sarcopenia (OR, 3.89; 95% CI, 1.33–11.33)の相関性オッズが高い。メタボリックシンドロームのみが女性においては夜間型クロノタイプと相関 (OR, 2.22; 95% CI, 1.11–4.43)


結論としては、住民レベルでの調査として、クロノタイプ夜型は、関連要素と独立して、糖尿病、メタボリックシンドローム、サルコペニアと関連。この結果は代謝的機能の概日リズムが関わることが示唆される。











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