タバコ噴霧抽出液は量依存的にMRSA殺菌能力低下
Analysis of the Effects of Cigarette Smoke on Staphylococcal Virulence Phenotypes
Infection and Immunity Accepted manuscript posted online 30 March 2015, doi: 10.1128/IAI.00303-15 IAI.00303-15
喫煙は、細菌ビルレンス特性に影響を与えることを立証するため
鼻腔内コロナイズしているところに、喫煙を含む吸入暴露を行う。
MRSAを喫煙抽出物(CSE)にさらすことにより、マクロファージ殺菌4倍耐性 p<0.0001。
CSE-MRSAは、細胞溶解感受性低下 (1.78-fold, p=0.032)、 antimicrobial
peptide (AMP)殺菌性低下 (MIC 8 μM vs 4 μM LL-37
CSEは、量依存的に、MRSAの表面構造を変化させ 、AMPs類似変化にて90%の結合阻害を生じさせる (p<0 .0001="" br="">0>
CSE暴露にて55%疎水性増加 (p<0 .0001="" p="">
CSEによるmprFのupregulation誘導、結果、MRSA AMP抵抗性増加する。
mprFのないブドウ球菌はCSE暴露による表面変化認めない
in vivoで、CSE-MRSA肺炎はマウスの死亡率増加 (40% vs. 10%) し、対照MRSA感染マウスに比べ8時間後、20時間後肺炎病変増加 (p<0 .01="" p="">
結論としてh、たばこ喫煙によりMRSA免疫抵抗性フェノタイプ 獲得し、これが、喫煙者の感染性疾患の脆弱性へつながるものと思われる。
解説記事:
https://health.ucsd.edu/news/releases/Pages/2015-04-02-cigarette-smoke-makes-superbugs-more-aggressive.aspx
こういう知見が発表されても、「たばこの有害性に科学的根拠無し」といいはる連中、都議会議員がいるから世の中はよくならない
http://matsuzawa.com/report/2015/01/post-186.html
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