2015年5月30日土曜日

急性冠症候群・スタチン治療患者:空腹時TG値は短期・長期虚血イベント推定要素

トリグリセライドの臨床的意義は時代により流動的でなんだかはっきりしないというのが個人的感想



急性冠症候群・スタチン治療患者において、空腹時トリグリセライド値は、その後の虚血性イベント再発推定要素となる

週単位・年単位という短期・長期観察期間共に心血管リスク推定因子となる


Fasting Triglycerides Predict Recurrent Ischemic Events in Patients With Acute Coronary Syndrome Treated With Statins
Listen to the Audio Commentary:
Gregory G. Schwartz,  et. al.
J Am Coll Cardiol. 2015;65(21):2267-2275. doi:10.1016/j.jacc.2015.03.544



(左)  Myocardial Ischemia Reduction with Aggressive Cholesterol Lowering trialの初期アトルバスタチン群へのランダム割り付け群でのトリグリセライド値3分位による短期累積イベント頻度
Time 0は、指標ACS後63時間の平均を示す


(右)  dal-OUTCOMES trialでの初期ランダム割り当て時トリグリセライド4分位毎長期累積頻度
Time 0 は、指標ACS後6週間(レンジ 4-12週間)中央値に対応
4分位群毎傾向 p<0 .001="" p="">



トリグリセライドへの二次予防介入はより積極的に行うべき?

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note