1万4千671名割り付けランダム化二重盲検、オープンラベル研究
プライマリアウトカムを心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性卒中、不安定狭心症入院組み合わせイベントとし、その相対リスク1.3を上限境界としてプラシーボ非劣性比較
Effect of Sitagliptin on Cardiovascular Outcomes in Type 2 Diabetes
Jennifer B. Green, et. al. ; for the TECOS Study Group
N. Engl. J. Med. June 8, 2015DOI: 10.1056/NEJMoa1501352
フォローアップ中央値3.0年間で、糖化Hbの相違ごく僅か (最小二乗平均差 sitagliptin vs. placebo, −0.29 %値; 95% 信頼区間 [CI], −0.32 to −0.27)
包括的には、プライマリアウトカムとしてシタグリプチン群 839 (11.4%; 4.06 /100 人年) 、プラシーボ群 851 (11.6%; 4.17 / 100 人年)
プライマリ組み合わせ心血管アウトカムについて、シタグリプチン群は対プラシーボ比較で非劣性 (ハザード比, 0.98; 95% CI, 0.88 to 1.09; P<0.001)
心不全入院率はは、2群間で差を認めず (ハザード比 , 1.00; 95% CI, 0.83 to 1.20; P=0.98)
急性膵炎に関して群間差認めず (P=0.07) 、同様に膵がんでも有意差無し (P=0.32)
非劣性だとこのくらいの言い回しにしてほしいものだ・・
なかには、非劣性なのに、優越性とまがう表現をする製薬会社や誤用教授たちがいる
糖尿病治療って心血管疾患予防につながるのだろうか? その疑問に誰も答えてくれないし、答えられないのだと思う、 極めて奇異なKumamoto Studyなど例外を除いては・・・
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