2015年6月2日火曜日

USPSTF:糖尿病検診は10年フォローアップ後も死亡予後改善せず

米国では2010年糖尿病の診断2100万、だが、推定800万名で未だ未診断下にあると推定される。糖尿病が腎不全、非外傷性下肢切断、視覚障害などの主原因で、心臓疾患・卒中などの原因で、ひいては死亡原因になるわけで、日本のアホ役人たちや糖尿病学会の一部アホを含む軽薄な人間たちは、検診で即解決なんて思うのも当然なのかもしれない。だが、事実は異なる可能性がある。肥満、身体不活発性、喫煙、加齢などの要素が2型糖尿病発症に関与し、インスリン抵抗性・インスリン不足がその主因。無症状対象者、高血糖に伴う症状や徴候が無い場合、臨床的合併症が無い場合、でも2008年米国予防医学タスクフォースでは、無症状だが、血圧135/80mmHg超の場合糖尿病検診を推奨(レベルB)した。だが一方で、血圧高値無しの場合にはベネフィット・ハームに関する情報不十分とした(Iステートメント)。米国の医事行政は、税金垂れ流しのうえ天下り確保最優先&検診の有害性無視の日本のアホ行政と違って、常に予防医学においては効用学を忘れないことは尊敬に値する。こういうアホ行政のため隙だらけになり、検診否定の近藤(混同)問題を生じることと・・・


なるべく読みにくく序文を書いたが・・・ 糖尿病検診で死亡率減少をもたらすなんてことはなさそうだ


Screening for Type 2 Diabetes Mellitus: A Systematic Review for the U.S. Preventive Services Task Force
Shelley Selph,  et. al.
Screening for Hyperglycemia: The Gateway to Diabetes Prevention and Management for All Americans
Ann Intern Med. 2015;162(11):765-776. doi:10.7326/M14-2221




Meta-analysis of the effect of pharmacologic interventions on all-cause mortality







Meta-analysis of the effect of pharmacologic interventions on cardiovascular mortality

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