2015年7月31日金曜日

システマティック・レビュー&メタアナリシス:院内手指衛生プロモーション介入

医療従事者の手指衛生に関するWorld Health Organization 2005 campaign (WHO-5) や他のプロモーション介入方法の相対的有効性検討



http://www.who.int/gpsc/tools/Five_moments/en/



Comparative efficacy of interventions to promote hand hygiene in hospital: systematic review and network meta-analysis
BMJ 2015; 351 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h3728 (Published 28 July 2015)



WHO-5をゴール設定とした2つのランダム化対照トライアルのメタアナリシスにて、コンプライアンス改善認めた (pooled odds ratio 1.35, 95% confidence interval 1.04 to 1.76; I2=81%)

中断期間22ペア比較で、18ペアでは手指衛生のコンプライアンスの段階的増加が見られた 4つを除く全てで、介入後コンプライアンス増加傾向。

ネットワークメタアナリシスでは介入の相対的有効性に関して不確実さが示された。しかし、WHO-5は有効で、ゴール設定、報酬インセンティブ、アカウンタビリティーを含む介入追加にてさらに改善。


19の研究で、林相的アウトカム、臨床的意義としての感染率減少改善効果がある程度示されたが、院内感染病原体すべてで効果が示されたわけではない。


コストは1000ベッドあたり$225〜$4669






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