2015年11月16日月曜日

中心性肥満は心血管・総死亡率増加の原因:ウェストヒップ比再び・・・

先祖返り? 腹囲基準って各国で基準が違うし、日本での性差矛盾など、無理筋の基準。

ウェスト径では表現できない、脂肪の体分布


メタボリックシンドローム基準設定はあまりに不可思議なことが多い





ここでは、ウェストヒップ比を指標としている・・・クレバーな選択!



11月9日発表のMayo Clinicの研究者報告の大規模新規研究、平均14年間フォローアップ、the Third National Health and Nutrition Examination Survey (1988–1994) で、8.5 - 24.9の米国での正常BMIで、中心性肥満(WHOウェスト/ヒップ比 女性 0.85以上、男性 0.90以上)では、BMI如何に関わらず脂肪分布均等の場合に比べ生存予後悪い




Normal-Weight Central Obesity: Implications for Total and Cardiovascular Mortality
Karine R. Sahakyan,  et. al.
Ann Intern Med. Published online 10 November 2015 doi:10.7326/M14-2525




18−90歳、15184名成人、女性比 52.3%


男性において、正常体重中心性肥満では、生存率最も悪い

例えば、BMI 22 kg/m2&中心性肥満群では、同じBMI&中心性肥満無し群との比較で、ハザード比 1.87 [95% CI, 1.53 - 2.29)

これは、BMI基準による判断の”過体重・肥満”群の死亡リスク 2倍 (HR, 2.24 [CI, 1.52 to 3.32] and 2.42 [CI, 1.30 to 4.53]



女性において、正常体重・中心性肥満では正常BMI・非中心性肥満に比べ死亡率リスク高く (HR, 1.48 [CI, 1.35 to 1.62]) BMI基準肥満のみに比べても死亡率リスク高い (HR, 1.32 [CI, 1.15 to 1.51])


年齢、BMI補正時、中心性肥満での予測生存率は低い





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