2015年11月19日木曜日

女性無症候性細菌尿への抗生剤投与の危険性:有症状感染症増加・耐性増加

反復尿路感染女性では無症候性細菌尿(asymptomatic bacteriuria (AB))へルーチン治療がなされることがある
この治療により結果抗生剤耐性生じる可能性がある

ランダム化
グループA:非治療群
グループB:治療群


Asymptomatic Bacteriuria Treatment Is Associated With a Higher Prevalence of Antibiotic Resistant Strains in Women With Urinary Tract Infections
Tommaso Cai, et. al.
Clinical Infectious Diseases Volume 61, Issue 11Pp. 1655-1661.


673名の女性、123名フォローアップ期間受診無し

フォローアップ(6ヶ月毎基本受診)終了時、再発率 グループA 97(37.7%)、グループB 204(69.6%)


グループBからの大腸菌分離では、アモキシシリン/クラブラン酸 (P = 0.03)、トリメトプリム/サルファメトキサゾール (P = 0.01)、シプロキサン耐性菌がグループA群 (P = 0.03)のそれより多い



"group B experienced statistically significantly more symptomatic UTIs than group A":治療群であるB群の方が、非治療群であるA群より有症状尿路感染症が多い・・・一見矛盾する事実



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