2015年11月20日金曜日

COPD:吸入ステロイド中止で肺炎イベントリスク減少、フルチカゾンで著明

Journal Watchで取り上げられている報告


1990−2005年吸入ステロイド:ICS治療COPD、2007年までフォローアップもしくは重大肺炎イベントまで観察



Discontinuation of Inhaled Corticosteroids in COPD and the Risk Reduction of Pneumonia
Samy Suissa,  et. al.
Chest. 2015;148(5):1177-1183. doi:10.1378/chest.15-0627


ICS使用症例103,386名
フォローアップ4.9年間、重大肺炎イベント14,020(発生頻度、100人年2.8)
ICS中止後は、重大肺炎発生率37%減少 (rate ratio [RR], 0.63; 95% CI, 0.60-0.66)

リスク減少は急激で、初月20%、4ヶ月後で50%

リスク減少は特にフルチカゾンで著明(RR, 0.58; 95% CI, 0.54-0.61) 、ブデソニドでは若干 (RR, 0.87; 95% CI, 0.78-0.97)





WISDOM研究:COPD 3種吸入からステロイドを離脱すると・・・
http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/09/wisdomcopd3.html


これとの整合性は・・・

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