2015年12月19日土曜日

うっ血性心不全と病的腸内細菌叢の密接な関連

病的腸内細菌叢の存在とIntestinal Permeability(腸内透過性?)では、うっ血性心不全患者では疾患重症度、静脈うっ血、炎症と関連するか?

Intestinal junctionは抗原などの有害性物質のバリアとなり、腸内からの侵入を防ぐ役割もある。tight junction claudin pore pathwayなど・・・

これに腸内細菌叢が関与していることは想像に難くない。


故に、病的細菌叢によるうっ血性心不全への影響は?


結論から言えば、うっ血性心不全患者では、重症度増すほど、病原性細菌(キャンピロバクター、赤痢菌、サルモネラ菌、エルシニア・エンテロコリチカ)とカンジダ属の菌量増加し、腸内透過性亢進し、右室圧、CRPなど増加する



Pathogenic Gut Flora in Patients With Chronic Heart Failure
Evasio Pasini,  et. al.
JCHF. 2015;():. doi:10.1016/j.jchf.2015.10.009

NYHA I、II n=30
NYHA  III、IV n=30
正常対照 n=20
 
正常対照と比べ、CHF患者全体は、病的最近とカンジダをmassiveな量有する
Campylobacter (85.3 ± 3.7 CFU/ml vs. 1.0 ± 0.3 CFU/ml; p < 0.001)Shigella (38.9 ± 12.3 CFU/ml vs. 1.6 ± 0.2 CFU/ml; p < 0.001)Salmonella (31.3 ± 9.1 CFU/ml vs 0 CFU/ml; p < 0.001)Yersinia enterocolitica (22.9 ± 6.3 CFU/ml vs. 0 CFU/ml; p < 0.0001)Candida species (21.3 ± 1.6 CFU/ml vs. 0.8 ± 0.4 CFU/ml; p < 0.001)

Intestinal permeability 変化  (10.2 ± 1.2 mg vs. 1.5 ± 0.8 mg; p < 0.001)右房圧 RAP (12.6 ± 0.6 mm Hg) 、炎症マーカーCRP](12.5 ± 0.6 mg/dl)は増加


これら変数は、NYHA中等度〜重症分類患者でNYHA機能分類軽症に比べ特に明らか

注目すべきは、Intestinal permeability、右房圧、CRPは相互的に関連  (IP vs. RAP, r = 0.55, p < 0.0001; IP vs. CRP, r = 0.78, p < 0.0001; and RAP vs. CRP, r = 0.78, p < 0.0001)





このクロスリンク・・・どうやって対策する?


腸内細菌叢を改善すれば心不全重症度改善するのか?
心不全重症度改善しない限り、腸内細菌叢の正常化はかれないのか?

Microbiota的にみたらどういう変化になるのか?



Medscape解説
http://www.medscape.com/viewarticle/856123




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