2015年12月15日火曜日

NOACsの頭蓋内出血早期臨床・レントゲン経過、管理、アウトカム

ビタミンK拮抗剤(VKAs)に比べ、NOACは頭蓋内出血少ないとされているが、経口抗凝固剤使用中の脳内出血(ICH)は重大な副事象だが、non–vitamin K antagonist oral anticoagulant (NOAC)薬剤使用に関するICHのエビデンスは乏しい。長期抗凝固療法中、頭蓋内出血は出血合併症で最多。頭蓋内血腫サイズや血腫二次性拡大がICHのアウトカムと関連する。VKAs療法中のICH頻度は10%〜25%で、血腫成長期間と、リスク増加と関連。良い包、NOACは頭蓋内出血リスク減少するも、ICHは重大問題


NOACsでも、ICHは死亡率高く、不良アウトカムを有し、血腫伸展も多い
早期特異的antinode使用が有効かどうか検討が必要




Early Clinical and Radiological Course, Management, and Outcome of Intracerebral Hemorrhage Related to New Oral Anticoagulants
Jan C. Purrucker, et. al.
JAMA Neurol. Published online December 14, 2015.


目的: NOAC使用者の早期臨床・レントゲン経過、急性管理、ICHのアウトカム評価

Design, Setting, and Participants P前向き研究者主導、多施設観察研究
prothrombin complex濃縮などの血液凝固ファクター投与などを含めた、全ての診断治療意思決定を治療医師の裁量に任せる。セッティングはドイツの38の卒中ユニット  (February 1, 2012, to December 31, 2014)

研究は非外傷性NOAC使用関連ICH61名の連続症例と、うち45名、75%を血腫の広がり解析のための定量化施行。

主要アウトカム・測定 急性期中の血腫広がり、脳室内出血、抗凝固剤reversal。3ヶ月後の機能的アウトカムと不良アウトカム(modified Rankin Scale score, 3-6)関連要素、新規脳室内病巣広がり、2ポイント以上のmodified Graeb score増加、その後の血腫拡大頻度  (defined as relative [≥33%] or absolute [≥6-mL] volume increase)


結果 全体で、NOAC関連ICHの女性比率 41% (25 of 61) 、平均 (SD) 年齢 76.1 (11.6) 歳 
受診時、NIH卒中スケールスコア 10 (IQR, 4-18)
ベースライン血腫量 (SD)  23.7 (31.3) mL

血腫の広がり評価のための連続画像解析にて、血腫拡大は38%  (17 of 45).
新規あるいは増加した脳室内出血は 18% (8 of 45)

包括的死亡率は、3ヶ月後 28% (17 of 60 [follow-up data were missing in 1 patient])、生存の不良アウトカム(modified Rankin Scale score, 3-6).65% (28 of 43)
全体で、Prothrombin complex濃縮液投与は 57% (35 of 61) 

Prothrombin complex濃縮と投与無しでは統計学的有意な効果無し  (43% [12 of 28] vs 29% [5 of 17]  , P = .53,、不良アウトカム頻度への統計学的差なし  (modified Rankin Scale score, 3-6) (odds ratio, 1.20; 95% CI, 0.37-3.87; P = .76)












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