「ジカ熱は、フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによる蚊媒介感染症である。ジカウイルスは、1947年にウガンダのZika forest(ジカ森林)のアカゲザルから初めて分離され、ヒトからは1968年にナイジェリアで行われた研究の中で分離された。 」
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/sa/zika.html
厚労省サイトによれば
「ブラジル保健省は、妊娠中のジカ熱感染と胎児の小頭症に関連がみられるとの発表をしており、 2016 年1月 15 日には、米国 CDC が、妊娠中のジカ熱感染に関してより詳細な調査結果が得られるまでは、流行国地域への妊婦の方の渡航を控えるよう警告を発出しました」
輸入感染として日本に定着しないかという不安も残るが、死亡例はまれで感染症状もさほど重篤ではないということで、妊婦対応に話が集中
「2015年初めにブラジル北東部でジカ・ウィルス確認され、この地域に9月に小頭症の報告増加あり、レジストリ35例報告。うち、その母親の74%に妊娠中有発疹発熱。71%がSD3未満の重症小頭症で、神経障害1つ以上あり、画像診断異常を認めた」
http://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/wr/mm6503e2.htm
妊娠を控えるだけじゃなく、中絶騒ぎにまでなっている現状が報道されている
http://www.newsweek.com/zika-could-change-abortion-conversation-latin-america-421761
過剰対応なのかどうか? 地域柄、カトリックも多い地域・・・社会的問題となっているのも頷ける
下記如く、 デング熱より軽症で非特異的な感染症症状主体、となると渡航歴だけが頼り
症状が軽度発熱などちょっとしたかぜとして見逃される可能性が高いこと と 潜伏期間が問題になりそう
実際、医療機関の対応は・・・
医療機関の情報提供について、
1) 医療機関において、下記の情報を参考に、渡航歴や臨床症状等からジカ熱の可能性が考えられる患者を診察した場合には、最寄りの保健所に情報提供をお願いします。
ジカ熱の臨床上の特徴
(1)症状
主として軽度の発熱(<38 .5="" font="">、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感などを呈する者(一般的にデング熱、チクングニア熱より軽症だが、血小板減少などが認められる場合もある)38>
(2)潜伏期間 3日~12日
(3)感染経路 ウイルスに感染した媒介蚊の吸血によりヒトへ感染
3) ジカ熱の流行国地域・・・
本年1月 15 日時点で、ブラジル、コロンビア、エルサルバドル、仏領ギアナ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、マルティニーク、メキシコ、パナマ、パラグアイ、プエルトリコ、スリナム、ベネズエラ
Countries and territories with active Zika virus transmission
http://www.cdc.gov/zika/geo/index.html
渡航歴あり発熱者を診たら・・・保健所あたりに連絡をとる必要があるだろう
NIID:国立感染症研究所 ジカ熱とは http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/6224-zika-fever-info.html
ジカウイルス感染症(ジカ熱)のリスクアセスメント
2016年1月26日更新 国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/sa/zika/6227-zikara-160125.html
厚生労働省 ジカ熱について
1 ジカ熱に関するQ&A
ジカ熱に関するQ&A
2 自治体、医療機関向けの情報
2016年01月21日掲載 ジカ熱に関する情報提供及び協力依頼について(事務連絡) [620KB]
3 検疫所向けの情報
2016年01月21日掲載 ジカ熱に関する情報提供及び協力依頼について(事務連絡) [370KB]
4 報道発表資料
2016年01月21日掲載 ジカ熱に関する情報提供について
5 リンク
ジカ熱とは(国立感染症研究所)
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