非薬物利用オプションが重要性
単盲検ランダム化臨床トライアル
“マインド・ボディ”プログラム
e.g. https://som.georgetown.edu/medicaleducation/mindbody
慢性腰痛高齢者への効果を検証!
機能障害、疼痛スケールの短期・長期改善を認める
ただ、機能改善は持続効果がない!
A Mind-Body Program for Older Adults With Chronic Low Back PainA Randomized Clinical Trial
Natalia E. Morone, et. al.
JAMA Intern Med. Published online February 22, 2016. doi:10.1001/jamainternmed.2015.8033
被検者はピッツバーグ都市区域地域住民高齢者
2011年2月13日から2014年6月30日まで
4月9日まで6ヶ月フォローアップ完遂
登録被検者は、慢性腰痛による機能障害あり (≥11 points on the Roland and Morris Disability Questionnaire) の65歳以上、中等度以上慢性疼痛(罹病期間3ヶ月以上)
2015年3月1から7月1日までデータ解析
mind-body program (n=140)
健康教育プログラム(n=142)
フォローアップは、プログラム完遂および6ヶ月以上で行う。Roland and Morris Disability をプライマリアウトカムは、Questionnaire スコア、腰痛による機能障害を測定。Numeric Pain Rating Scaleによる疼痛(直近1週間の現行、平均、最重症)評価
セカンダリアウトカムは、QOL、疼痛自己評価、マインドフルネス。
ITT解析
1160名のスクリーニング被検者のうち、282名をトライアル登録(男性95名、33.7%、 女性187名、66.3%、平均[SD]年齢 74.5 [6.6]歳)
Roland and Morris Disability Questionnaire score ベースライン平均(SD)は、介入群 15.6 (3.0) 、対照群 15.4 (3.0)
機能障害:
対照群比較で、介入被検者は、8週目 −1.1 (平均, 12.1 vs 13.1) 点、6ヶ月目付加的改善 −0.04 (平均, 12.2 vs 12.6) 点 (effect sizes, Roland and Morris Disability Questionnaire −0.23 vs −0.08)疼痛スケール:
6ヶ月目までに、介入被検者では、現行Numeric Pain Rating Scaleの現行と最重症度スコア改善は −1.8 点 (95% CI, −3.1 to −0.05 points; effect size, −0.33) と −1.0 点 (95% CI, −2.1 〜 0.2 点; effect size, −0.19)
Numeric Pain Rating Scale mean pain measureの介入後差は、有意でない (8週後 −0.1 [95% CI, −1.1 〜 1.0]、6ヶ月後 −1.1 [95% CI, −2.2 〜 −0.01] ; effect size, −0.01 、 −0.22)
日本の高齢者腰痛治療は、“NSAIDs長期処方・貼付剤めいっぱい & リハビリテーションという名のマッサージ ”、そして、オピオイド大量処方→転倒・ふらつき出現など・・・
まともな腰痛治療の方がマイナーという変な世界
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